審美歯科って一般歯科とどう違うの?通う目的と治療の内容を紹介!

美容医療

 

世の中にはお口のことでコンプレックスをもったり、悩んだりしている方がたくさんいます。笑ったときに歯茎が目立って嫌だ、歯並びを何とかしたい、金属アレルギーが気になって銀歯にできないなどさまざまです。

こういう歯になりたい、口の中のここを治したいというとき、どんな歯医者さんを選ぶべきかを知っておくことは失敗や後悔をしないために重要です。

この記事では、審美歯科と一般歯科の違い、審美歯科の治療方法とその内容について紹介しますので参考にしてください。

 

審美歯科に通う目的と一般歯科との違い

一般歯科は、日常生活を送るのに必要なお口の中の機能を維持・回復させるのが主な目的です。それに対して審美歯科は、見た目の美しさを重要視した治療になるため保険外治療がほとんどになります。なので費用面では高額になる場合が多いです。

たとえば芸能人のような白い歯や歯並びにして自信をもって人と接することができるようになりたいというケースがあります。この場合は、必要な機能の維持・回復ではなく、見た目に関わることなので審美歯科に通うということになります。

審美歯科と一般歯科で歯科医師の免許が違うとか、審美歯科は別のライセンスが必要というようなことはないです。なので一般歯科の看板を掲げた歯医者さんが審美治療をしてはいけないということはありません。

ただ審美歯科には、審美治療について、より専門的に技術や経験を積んだ歯科医師がいるということです。

医院自体も審美歯科として必要な機材や態勢を整えているということもあるでしょう。

また生活に直結する一般歯科のほうが、審美歯科よりも社会的貢献度は高いという考え方は間違っていると言えます。お口にコンプレックスがあって思うような人生を送れずにいる方にとって、審美歯科の治療は唯一の救いになることがあるからです。

 

審美歯科で行われる治療とその内容

審美歯科で行われている治療とその内容について紹介しましょう。すべての審美歯科で同様の治療が行われているわけではありません。

 

クリーニング

歯に沈着した着色汚れは毎日のブラッシングだけで落とすことは難しいです。特に歯並びが悪くブラッシングしにくい所があればなおさらです。

ただ放置しておくと口臭や虫歯、歯周病の原因になります。

審美歯科のクリーニングでは、パウダーメンテナンス器具を使用します。お口の状態に合わせ、数種類の研磨ペーストを使い分けて美しい口元を蘇らせます。

1~3カ月ごとのクリーニングがおすすめです。

 

ホワイトニング

審美歯科では、クリニックでしか処方できない高濃度の薬剤を使ってホワイトニングを行います。おすすめなのは刺激が少なく、自然な白さの国産のホワイトニング剤です。

クリーニングやホームホワイトニングに比較して、一度の施術で白さが実感できます。

神経が死んでしまい変色した歯には、インターナルブリーチで漂白後に、コンポジットレジンとグラスファイバーポストを詰めて治すことがあります。

 

歯周外科

金属を使った歯科治療を受けている間に、歯茎が黒くなってしまうことがあります。金属成分の溶け出しや入り込みが原因で、これをメタルタトゥーといいます。

このケースでは外科処置により対応可能です。薬剤だけの対応では治すことができません。

局所麻酔し、歯茎を切開して変色部位を残さず切除します。その後細い糸で縫合し、処置終了です。

 

歯茎ピーリング(ガムピーリング)

メタルタトゥー以外でも歯茎が黒くなることがあります。

外的な要因でメラニン色素が活性化され沈着する場合です。紫外線や歯周病、タバコに含まれるニコチンなどが原因とされています。

このメラニン色素によって黒ずんだ歯周を、薬剤の作用によって本来のピンク色に戻すのが歯茎ピーリングです。

色素の沈着状況によっては、数回の通院が必要になるケースがあります。

 

ガミースマイル治療

ガミースマイルとは、笑ったときに歯茎が目立ってしまう口元のことをいいます。筋肉や骨格、歯並びなどの問題が原因ですが、健康や衛生面で問題があるというわけではありません。

しかしこのガミースマイルはコンプレックスになりやすいとされます。笑うことに自信が持てず、笑顔になれなくなります。

治療方法は原因によって異なります。

  • 筋肉に原因|上唇粘膜切除術、ボトックス注射
  • 歯のサイズに原因|歯肉切除、歯冠長延長術
  • 骨に原因|歯冠長延長術+セラミック矯正、インプラント矯正

どの治療が最適かは医師の判断によります。

 

ラミネートべニア

ラミネートべニアとは、専門の技工士が作製したセラミック製の薄いシェルを、特殊な接着剤で気になる前歯の見える側に貼り付ける治療法になります。

貼り付け部分の歯の切削を最低限に抑えることができれば、局所麻酔なしでも治療可能です。

前歯の色や形、すき間などが気になる方で、短期間で前歯をきれいにしたい方におすすめです。歯の重なりやでこぼこをすっきり見せることができます。

 

セラミック治療

セラミック治療を簡単に説明すると、「歯を削って、セラミックを被せる治療」ということになります。セラミック治療によって、歯の形や色を短期間で整えることが可能です。

セラミック治療で入れた歯は半永久的に使用するため、高い耐久性と審美性が求められます。セラミックの品質と医師の技術の両方が必要になる場面です。

適用範囲によって、クラウン(被せる)やアンレー(詰める)などの種類があります。

いずれにしろ高額な治療にはなりますが、ホワイトニングを長く続けることを考えれば経済的だと言えるでしょう。

 

ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディングは、治療後の歯に特殊なプラスチックを詰める施術です。

これまではセラミックや金属でしか対応できなかったケースでも、材料の品質向上と治療のあり方の進歩で1日での治療も可能となっています。

同じように虫歯治療の後に行うことが多い治療に、アイコン(ICON)があります。アイコンとは欧米で開発された特殊な薬剤で、歯を削らずに歯の表面の白斑(ホワイトスポット)を治療することが可能です。

 

まとめ

ここまで審美歯科と一般歯科の違い、審美歯科ではどのような治療をするのかを紹介しました。

審美歯科では、見た目の印象を左右する口元の見え方を重要視しますが、治療の対象となる歯に虫歯があるときはそちらの治療を優先します。審美歯科の多くは一般歯科の対応もできるのです。

歯科クリニックは、歯に関する治療全般に対応しているクリニックがおすすめです。一般歯科、審美歯科、矯正歯科などにはそれぞれ関連性があり、治療に関しての相乗効果が期待できます。

そのうえで、自分の目的とする治療に強みがあるかをホームページなどで確認しましょう。さらに見た目の美しさを追求するのであれば、美容クリニックと提携していることも選択肢の一つに加えるべきです。

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