ローヤルゼリーが女王鉢の食べ物であることは広く知られています。
ハチミツは、花蜜とミツバチの唾液の酵素が混ざったものですが、ローヤルゼリーは若い働きバチが咽頭腺から分泌する乳白色の液状物質です。
ローヤルゼリーには、アミノ酸、ミネラル、ビタミンなど、人間にとっての必須栄養素がバランスよく含まれています。
特に注目すべきは、ローヤルゼリーの特有成分です。特有成分とは、自然界でローヤルゼリーからしか摂取できない成分です。
今、この特有成分の有用性について、世界中でさまざまな研究が進められています。
有用性が確認されている特有成分のうち、デセン酸、アピシン、類パロチン、アセチルコリンの4つについて紹介します。
デセン酸（10-ヒドロキシンデセン酸）
（社）全国ローヤルゼリー公正取引協議会の品質規格では、生ローヤルゼリーに含まれるデセン酸の品質基準を1.6％以上としています。
デセン酸の含有量が、ローヤルゼリーの品質の決め手なのです。
デセン酸が持つ作用には、大きく3つあります。表皮保護作用、エストロゲン様作用、インスリン様作用の3つです。
表皮保護作用
表皮保護作用というのは、要するに、紫外線や大気汚染から肌を守ってくれるということです。
昔から、ローヤルゼリーは肌に良いと言われてきました。それがちゃんと科学的に証明されたことになります。
デセン酸は、肌の細胞死を引き起こす活性酸素を抑制します。活性酸素という酸化ストレスから肌を守る酵素の働きを促進するからです。
エストロゲン様作用
ご存知の通り、エストロゲンは女性らしさを支える大切なホルモンです。
デセン酸は、このエストロゲンと似た働きをします。
更年期の女性の肩こりや冷え性、疲労感を軽減してくれます。さらに、更年期症状としての物忘れやうつ症状の改善にも役立つことが分りました。
また、腸内フローラに作用して悪玉コレステロールを抑える効果も期待されています。
インスリン様作用
インスリンは、血液中のブドウ糖が増え過ぎると、ブドウ糖をエネルギーに変える働きをします。つまり、血液中の糖分を調整するのがインスリンの役割です。
インスリンの分泌が正常に起こらないことを、インスリン抵抗性といいます。
ローヤルゼリーのデセン酸は、このインスリン抵抗性の進行を抑える働きをします。
インスリンと同じように、血糖値を下げる働きを促進するのです。
アピシン
アピシンは、ローヤルゼリーに含まれるタンパク質で一番含有量が多いです。
血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪の改善が報告されており、生活習慣病の予防でも期待されている成分です。
ローヤルゼリーを食べた幼虫は、たった1日で体が数倍になりますが、このアピシンが大きく関わっていることがわかってきています。
現在では、デセン酸以上にローヤルゼリーの特徴を現す成分として注目されています。
類パロチン
パロチンは、成長ホルモンの一種で、25歳頃から分泌量が急減するため、若返りホルモンと呼ばれることが多いです。
唾液から分泌されるホルモンで、加齢とともに唾液が減ってしまうと、パロチンも減少するとされています。また、パロチンはストレスに弱いです。
ストレス社会を健康で生きるために、類パロチンで若返りホルモンを補充しましょう。
類パロチンとは、パロチンと似た働きをする成分のことです。
ローヤルゼリーに含まれる類パロチンは、肌のターンオーバーを促進し、内臓や筋肉も若返らせてくれることが期待できます。骨や歯の再生についても同様です。
アセチルコリン
アセチルコリンは、睡眠やリラックスの調整、体の内蔵器官の働きなどをつかさどる、副交感神経に作用する神経伝達物質です。
副交感神経のバランスが崩れると、自律神経失調症を起こし、さまざま不調が症状として現れます。
アセチルコリンを摂ることで、脳から体への神経伝達が良好になり、症状が緩和されると言われています。
ローヤルゼリーは究極の健康食品！
ローヤルゼリーは、究極の健康食品です。
それは、ローヤルゼリーを摂ることで期待できる効果・効能が驚くほどたくさんあるからです。
今回は特に、ローヤルゼリーの特有成分の効果について紹介しました。
ローヤルゼリーについては引き続き紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
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参照元URL
https://bee-lab.jp/_common/dl/newsrelease/2022/202202_01.pdf
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-22590673/22590673seika.pdf
https://dbsearch.biosciencedbc.jp/Patent/page/ipdl2_JPP_an_1999175763.html
