たとえば50歳の方が10代の頃のような見た目に戻るのは無理でしょう。しかし、実年齢より5歳~10歳くらい「若見え」させることは誰でも可能だと考えています。
常に、実年齢より10歳若く見える人、これってカッコ良くないですか。そのためには、体の内側を「若返らせること」です。
「体はボロボロだけど、すごく若く見える人」とか「健康的で若々しいのに、健診では毎年最悪の結果」という人に、私は会ったことがありません。
体の中の状態は、見た目にしっかり現れるものです。あくまで一般論ですが。
自分の体を若返らせる方法は人それぞれですが、私の場合は生ローヤルゼリーです。
健康食品を試したいけど、いろいろあり過ぎて何を選んでいいか分からないという方のために、ローヤルゼリーについて紹介します。
ローヤルゼリーによる美容作用とは
ローヤルゼリーは、若い働きバチが花粉や花蜜を食べて、体内で分解や合成をして分泌する乳白色の粘り気のある物質です。
ローヤルゼリーは、細胞を活性化して抗体を産生し、自律神経を調節します。
生のまま口から摂っても、エキスを塗っても効果を期待できる優れものです。
ローヤルゼリーの有用性としては、慢性疾患の症状軽減、老化防止、抗菌、脂質低下、創傷治癒などさまざまあります。
ローヤルゼリーの成分について、特に美容効果にフォーカスして紹介します。美容にも健康にも関心があるシニア世代の方、必見です。
保湿作用(角層の水分量の増加)
ローヤルゼリーエキスには、角質層の水分量増加による保湿作用が認められています。
ローヤルゼリーエキスを配合した化粧品を塗布した腕と、配合していない化粧品を塗布したもう一方の腕との、角質の水分量の違いから得られた結果です。
皮膚の一番外側の層が角質層です。外界からのさまざまな影響から体を守ると同時に、体内の水分が過剰に蒸散するのを防ぐ働きをします。
角質層はミルフィーユのような構造をしていて、角質と角質の間は細胞間脂質で満たされている状態です。このバランスがうまくとれていると、肌は十分保湿されて潤っています。
エキスだけでなく、生ローヤルゼリーを口から摂ることで、この角質層のバランスを内側からサポートすることが期待できます。
皮脂抑制作用(脂質合成低下)
皮脂とは、皮脂腺でつくられた脂質が毛包を通って皮膚表面に分泌される脂肪です。
皮脂は、皮膚や毛髪になめらかさと潤いを与え、外部からの肌への刺激を軽減してくれます。また、皮膚を弱酸性に保ったり、有害な細菌の増殖を抑制したりする働きもあります。
しかし、皮脂が過剰に分泌されると、肌のテカリやベタつき、ほこりや雑菌の付着や増殖、ニキビや脂漏性湿疹の原因となってしまうのです。
ローヤルゼリーエキスを配合した化粧品による、皮脂抑制作用が確認されています。
ローヤルゼリーの特有成分であるデセン酸(10-ヒドロキシデセン酸)による皮脂の合成低下による結果です。
デセン酸には、白髪の原因となるチロシナーゼを抑制したり、コラーゲンやヒアルロン酸をつくりだす線維芽細胞を増殖させたりすることが分かっています。
ローヤルゼリーに含まれる成分とは
ローヤルゼリーは、女王バチになるべく生みだされた幼虫や、成虫となった女王バチのみに与えられる食物(栄養源)です。王乳、Bee Milk、蜂乳、女王寒天質などさまざまな呼び方があります。
高い滋養性を持つ天然成分の宝庫であり、完全食品ともいえる食物です。
化粧品に配合されるローヤルゼリーエキスは、ベタつきや刺激を抑えるために油分やタンパク質を除去していますが、高い滋養性があることに変わりはありません。
ローヤルゼリーの成分は、大きく5つに分類することができます。糖類、アミノ酸系、ビタミン類、ミネラル、特有成分の5つです。
それぞれの概要について紹介します。
糖類
糖類の摂りすぎは、体内の糖化を助長するイメージがあります。しかし、ローヤルゼリーに含まれる糖類は、人が生命活動するのに必要な栄養源となる糖類です。
フルクトース|吸湿性、保水性に優れ、甘味成分でありながら血糖値を上昇させない
スクロース|サトウキビに多く含まれ、保水性に優れている
オリゴ糖|難消化性で直接大腸に届き、ビフィズス菌のエサとなる
以上の糖類は、筋肉の収縮やタンパク質の生合成などに利用され、エネルギーとして吸収されます。
非インスリン依存性なので血糖値を上げにくいという特徴があり、砂糖の代替品のベースとして用いられることも多いです。
化粧品に配合される場合は、吸水性や保水性、粉体原料同士の結合を高めることを目的としています。
アミノ酸系
アミノ酸は、人体の20%を構成するタンパク質の材料となるものです。ローヤルゼリーには、20種類のアミノ酸が含まれています。
代表的なアミノ酸を5つ紹介します。
グルタミン酸|経口剤、眼科用剤に用いられている
アスパラギン酸|経口剤、静脈内注射、筋肉内注射、外用剤に用いられている
タウリン|心臓、骨格筋、肝臓、脳、網膜などの組織に高濃度に存在している
ロイシン|潤滑目的の医薬品添加剤として経口剤に用いられている
アミノ酸は、タンパク質の構成成分として自然界に広く存在するだけでなく、私たちの体に取り入れやすいため医薬品にも活用されています。
同時に、化粧品にも多く利用され、すこやかな肌の維持にとって欠かせない成分です。
ビタミン類
ビタミン類は、体内でタンパク質の合成を助け、肌にうるおいやハリ、つやを与えます。
ローヤルゼリーに含まれているビタミン類には、以下のものがあります。
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、葉酸、ビオチン、ナイアシン、イノシトール、アセチルコリンなどです。
ロイヤルゼリーは、上記の通り、10種類もの豊富なビタミン類を含んでいます。
特に、美肌効果の高さで知られているのが、ビタミンB6、ナイアシン、パントテン酸です。
ナイアシン|皮膚や粘膜の健康維持を助け脳神経の働きにも関与する
パントテン酸|脂質や糖質の代謝を促進する
これらの他、アセチルコリン、葉酸など現代人が不足しがちなビタミンも顕著に含有されています。
ミネラル
私たちの体をつくっている主な元素は、酸素、炭素、水素、窒素です。この4つの元素で体全体の約96%がつくられています。
残りの約4%がミネラルです。ミネラルは、16種類の元素の総称です。
このうち、ローヤルゼリーに含まれているミネラルは、ナトリウム、リン、鉄、カルシウム、カリウム、マグネシウム、銅、亜鉛、マンガンです。
なかでも含有量の多いのが、カリウム、リン、マグネシウム、カルシウムとなっています。
カリウムは、ナトリウムと相互作用しながら、細胞の浸透圧を維持したり水分を保持したりします。また、神経刺激の伝達、心臓や筋肉の調節などの働きもしています。
体内のリンの85%は、カルシウムやマグネシウムとともに、骨や歯をつくる成分です。
残りの15%は、筋肉や脳、神経などでエネルギー生成に関わっています。
マグネシウムやカルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。
また、マグネシウムは酵素を活性化してエネルギー産生を助け、血液の循環を正常に保つ働きをします。
特有成分
特有成分とは、自然界でローヤルゼリーからしか摂取できない成分です。
特有成分のうち、特に知られているのが、デセン酸、アピシン、類パロチン、アセチルコリンの3つです。
デセン酸には、表皮保護作用、エストロゲン様作用、インスリン様作用が確認されています。
アピシンは、血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪の改善が報告されています。
ローヤルゼリーを食べた幼虫は、たった1日で体が数倍になりますが、アピシンが大きく関わっていることがわかってきて注目を集めている成分です。
類パロチンとはパロチンと似た働きをする成分のことで、肌のターンオーバーを促進するため、美肌効果が期待できる成分となっています。
アセチルコリンは睡眠やリラックスを調整して、内蔵器官の働きなどを促進し、副交感神経に作用する神経伝達物質です。
ローヤルゼリーの特有成分については、まだ解明されていない部分が多いですが、効果だけは確実に報告されています。
ローヤルゼリーは究極の健康食品!
ローヤルゼリーには、美肌のベースとなる「保湿」と「過剰な皮脂の抑制」という2つの美容効果があります。
また、健康にとって大きなギフトとなる以下の5つの種類の栄養素が含まれています。
アミノ酸系|タンパク質合成の材料
ビタミン類|代謝の促進
ミネラル|エネルギーの産生
特有成分|エストロゲン、インスリン様作用
年齢とともに失われやすい栄養素が豊富に含まれているのがローヤルゼリーなのです。
ローヤルゼリーに含まれる成分を定期的に摂取することで、内側から若返ることを目指しましょう。
生ローヤルゼリーは、独特の風味があります。私はそれが大好きですが、少し苦手という方はドリンクや錠剤も豊富にそろっています。
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参考サイトURL
https://cosmetic-ingredients.org/moisture/royal-jelly-extract/